モンテッソーリの幼稚園を選んで思うこと

最近、棋士の藤井さんが幼少期にモンテッソーリ教育を受けていた(モンテッソーリ教育をやっている幼稚園に通っていた)ということで、話題になっているそうです。
少し前は、イギリスのジョージ王子が通うのがモンテッソーリの園ということで話題になったような。

モンテッソーリ教育自体は新しい教育法でもないし、ものすごく変わったことをやっているわけではないのですが、知らない人からみれば何をやってるのかよくわかりませんよね。
長女がモンテッソーリ教育の幼稚園に通っているので、その内容や感じたことを書いてみます。

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まず、我が家のスタンスはこんな感じ。↓

我が家のモンテッソーリ教育あれこれ
娘との接し方にモンテッソーリ教育の考え方を取り入れています。 モンテッソーリ教育とは何ぞや?という疑問については、わたしがあれこれ書くよりもこちらをご覧になっていただいた方がわかりやすいと思います。 ↓ こちらから引用しま...

これを書いた時は長女の入園前です。
入園前は、『子どもを育てる上での接し方や伸ばし方の指針になるもの』という風に捉え、日常の中に取り入れていました。

モンテッソーリ教育とは何ぞや?ということや関連書籍の紹介も上のリンク先のページにあります。

実際にモンテッソーリの幼稚園でやっていること

長女が通う幼稚園では、朝に1時間程度の「おしごとの時間」があります。
これがモンテッソーリ教育のメインの時間になると思います。
モンテッソーリの園だからといって、一日中モンテッソーリ教育にまつわることをしているわけではありません。
ただ、それ以外の時間でも、先生方の接し方・教え方にはモンテッソーリ教育が関係しているとは思いますが。

モンテッソーリのおしごとの時間、幼稚園はとても静かです。
各々が自分のおしごとに集中しているので、大騒ぎして走り回ったりおしゃべりをしたりという光景はありません。
先生方の声もとても小さく、子供たちは耳をすまして聞いています。
指示の仕方も1度にあれこれ説明するのではなく、行動で示しながら手順をひとつひとつ説明していきます。
子どもたちは自分でおしごとを選び、終わったら道具を片付けてまた好きなおしごとを選んで……の繰り返し。
終わりの合図は小さなベルの音で、参観日にそれを聞いた時にはわたしの耳には微かにしか聞こえなくて、子供たちが手を止めて見る先を見てみたら先生がベルを鳴らしていた……という感じでした。

日常生活の練習

のり貼り (のりを筆で塗って貼ります)
シール貼り
切り絵
蝶結び
みつあみ
お洗濯 (洗濯板で小さなハンカチなどを洗い、すすぎ、しぼり、干す)
縫いさし (最初は穴に糸を通すことから。そのうちクロスステッチなど)

感覚教育

円柱さし
ピンクタワー (ただの積み木かと思いきや、積みかたがあるそうです)
色板
長さの棒

算数教育

算数棒
十進法 (球やそれが塊になったもので数の概念を知る)

言語教育

文字板
絵カード

文化教育

地図パズル・地球儀

モンテッソーリ教育を受けて

長女は以前から、コツコツと物事に取り組むのが好きなタイプでした。
集中力は以前からあったと思いますが、うまくできないとグズグズ言い出したり投げ出したりということはよくありました。
面談の際に担任の先生にうかがったとこと、おしごとの間はそういったことはほぼないのだそうです。

モンテッソーリのおしごとは、やることや手順・ものをしまう場所も明確になっているので、1度できるようになればあとはどんどん応用していくだけ
臨機応変に柔軟に対応していくことも必要だとは思いますが、長女の場合、ある程度ルールが出来た中にいることでどんどん出来ることが増えているようなので、それはそれでいいかなと思っています。

また、モンテッソーリのおしごとの内容は日常の動作につながっていますので、日常生活の中で自分で出来ることも格段に増えました
ひらがな・数字・時計の読み方も、おしごとの中で自然に覚えてきます。
年長さんは教具を使って、4ケタのたし算をしていました。

憧れて、自信につながる

おしごとをするようになって、長女の中でさまざまな自信がついたように思います。
縦割り保育で年長・年中・年少の子供が1つのクラスにいるので、お兄さんお姉さんたちのおしごとを間近で見ています。そこで、自分も次はこれをしてみたい!という気持ちがうまれる。
やり通すことができれば、「お兄さんお姉さんのようにできた!」という自信がつくようです。

縦割りをやっていないモンテッソーリ園もあるとは思いますが、わたしはこの縦割り異年齢混在のクラス編成)がとても重要だと思います。
やはり、年長・年中の子たちへの憧れがもつ力はとても大きいです。

参観日の途中でママが恋しくて泣いてしまった長女を、年中の子が手を引いてわたしのもとへ連れてきてくれました。
わたしのもとへ連れてきて終わりではなく、その子は「●ちゃんのママここにいるよね?今日はずっといるから大丈夫だよ。一緒に戻ろう」と言って、また手を引いて元の場所へ戻っていったのです。
その子の対応の素晴らしさにも驚きましたが、それに頷き手を引かれる長女の姿にも驚きました。
以前の長女だったら、誰が何と言おうとそこで泣き叫び、わたしから離れることはなかったでしょう。
連れて来てくれた子は長女の憧れのお姉さん。塗り絵や切り絵が上手で、わからないことを優しく教えてくれるお姉さんなのだそうです。

特別な『英才教育』ではない

長女はモンテッソーリ教育を受けてまだ1年未満ですが、これは特別な英才教育ではないということは実感しています。
なんとか教育と名前が付いていると、つい何らかの英才教育かと思ってしまいますが……
モンテッソーリ教育は、日常の延長
特別なことではなく、日常の動作を順序立てて丁寧に行う指導、という感じかなと。
なにか大きな成果がなくてもいい、ただこの積み重ねが物事をすすめる上での自信につながってくれたらいいなと、思っています。

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