今年度は長女が小1になり、家庭学習にもいろいろな変化があった年でした。
現在は小2モードに移行しているところです。
そんな小1の家庭学習のことをまとめてみます。
未就学児(幼稚園・保育園児)の家庭学習についてはこちら↓

1年生の家庭学習で大事にしたい・身につけたいこと
小1の時期にどういうことを大事にしたら良いのか、なんとな~く、ぼんや~り、考えてやってきた我が家ですが、今はこう考えています。
- 読み書き計算の基礎を身につける(大前提)
- 思考力を伸ばす
- 図式や映像に起こせるようになる
基礎というと、例えば以下のようなこと。
- ひらがな・カタカナ・小1の漢字
- 文章のつくり(主語・述語の関係)
- 自分の意見を話し、書く
- 繰り上がり・繰り下がりを含む足し引きの計算
- 時計の何分後・何分前
そして、絵や図のない文章を読んだときに、それを図におこしたり映像にして考えたりすることも大事だと感じました。
しっかりと図や映像にできていれば、複雑な文章題で式を作る時にも困りませんし、長文読解も脳内アニメーションをもとに解くことができる…と私は考えているからです。
年長の冬に七田式プリントCが終了して、トップクラス問題集徹底理解編とハイレベ100に進んだのですが、それぞれ一巡したところで「もうちょっと基礎をさらった方が良いな」と感じ、Z会グレードアップ問題集を導入。
その後トップクラス問題集徹底理解編とハイレベ100の二巡目をして、必要に応じてサイパーを使用。ずっと通しでどんぐり問題も使っていました。
その他、小出しにして使っていたもの・総復習用に使っていたものもあります。
ただ、小1の内容を始めた年長の冬という時期は海外に居たこともあり、問題集の選択肢がとても少なく…
今思えば「こっちを先にやっておけば良かったな」という部分がありました。
(最初にトップクラス問題集やハイレベの難問をさらっと解ける子には関係のない話だと思いますが^^;)
そんな経緯も踏まえつつ、まずはメインで使っていた問題集を「個人的にはこの順番がベストかな」と思う順番に並べてご紹介します。
メイン問題集
サイパー
「思考力算数練習帳シリーズ」「国語読解の特訓シリーズ」があり、例えば低学年向きだとこちらのページに載っているものになります。↓
サイパーの良いところは、白黒で余計な情報がなくとてもシンプルで、基礎力を大事にしたつくりになっていること。
しかも1冊税抜500円でお手頃価格♪
足し引きの文章題に絵や図で補助が入っているものもあり、視覚的も頭に入りやすいようです。
文字だけの文章題を解くときにどのような図式を書けばよいのか、自然と理解できます。
長女は復習として使用しましたが、これはまず最初にやって基礎を固めるのにぴったりだと思います。色んな種類があって迷いますが、上のリンクから出版元のサイトに飛ぶと難易度の一覧表があるので、そこで「小1」と書いてあるものを買えばOKです。
四角分けパズルやビルディングパズルも、ルールはシンプルだけど思考力が問われるので、コツコツ続けていきたい内容です。
Z会グレードアップ問題集
基礎を固めたら少し発展的な内容に。
Z会グレードアップ問題集は1ページあたりの問題数も多すぎず、余白が十分にあるので式をしっかり書くことが出来ます。
算数2冊、国語2冊、理科と社会は1冊ずつ(1・2年生用)あります。

凝りすぎた内容ではなく、ほんのちょっと発展的な内容が入っているのも良いです。
長女は漢字が少し弱いので、漢字の部分だけ抜き出して印刷し、複数回解いています。
トップクラス問題集徹底理解編
少し発展的な内容を固めたら、もうちょっと踏み込んでトップクラス問題集へ。

「徹底理解編」は標準クラス→ハイクラス→復習テスト→トップクラスに挑戦、という構成になっていて、ゆるやかに難易度が上がります。
基礎がしっかり固まっていれば、標準クラスはさらっと解けるレベルです。
算数は学校ではまだやらないような問題が多いのですが、思考力がついていれば1年生の内容だけで解ける問題です。
一番難しいレベルのものは親が一緒に解いて理解する程度でいいと思っています。
国語は後半にかなり長い文章の読解があります。
ただ、文中から抜き出して答える問題が多いので難問だらけというわけではないかも。
ハイレベ100
発展問題にも慣れてきたら、総まとめとしてハイレベ100を。
国語・算数・漢字・読解力の4冊があり、それぞれ100回分の内容がありますが、1回あたりのボリュームは程よいです。
1学年上の先取り問題にもチャレンジできる問題集なので、その学年の内容がしっかり固まったところでやった方がスムーズだと感じました。
サブ問題集
通年で、または単元ごとに使っていきたい問題集もご紹介します。
以下のものはオススメの順番には並べていません。
必要な部分を必要な時に使う、という感じです。
どんぐり問題
発展的な問題を解いていて感じたのが、やはり思考力がなければ応用はできないという当たり前の事実。
どんぐり問題は絵を描いて問題を解くという、考える過程を大事にする問題です。

まず問題の内容を理解して絵に表し、そこから式を作り、計算をする。
読んだものを映像化するという練習にもぴったりです。
はじめての論理国語
国語が苦手だな、と感じる前に楽しくやっておきたい1冊。
例えば形容詞、主語と述語の関係、5w1Hなどなど、文を作ること・読み込むことの基礎が詰まってます。
文字が大きく余白もたっぷり。
1年生の国語系のワークを始める前にも良さそうです。
ことばプリント
語彙力に重点を置いた小さめの問題集です。
こちらは1・2年生用で、1年生の後半からちょこちょこ始めました。
使い分けができていなかった言葉や、なんとなくで覚えていた言葉をおさえるのにピッタリ。
小さい冊子なのでスイスイ進みますが、辞書引きしながらゆっくり進めているところです。
賢くなるパズル
未就学~小学校全学年対応のパズルの入門編。
解き方を親が教える必要はありません。
例題を見て自分で決まりや法則を見つけ、子どもが自分の力で解くことのできるパズルです。
とはいえ入門編は何分もうんうん考え込んでやるようなレベルではないので、わりとサクサク進みます。
算数ラボ
足し算引き算のできる幼児さんから使える算数の問題集。
思考力が問われる問題がたくさん入っています。
図形パズルが好きな子はどんどん上の級に進むでしょうし、苦手な子はじっくり考えて苦手克服に使えそう。
1冊のボリュームが結構ありますし、学年に縛られず使っていけるシリーズです。
考える力ドリル
文章題や読解問題、パズルなど「考える力」が問われる問題が揃っています。
学年別になっているので総まとめに使うのに良さそう!と思い購入。
その学年の基礎が出来ていれば難なく解けるので、年度末の復習用に良いかも。
1枚ずつ切り離せるようミシン目が入っているので、色んな使い方ができます。
今後の家庭学習のこと
コロナ禍でなかなか落ち着かない中、小学校生活をスタートした長女。
三学期からまた新しい学校に転入しました。
家庭学習が勉学面での余裕を生んでいると本人も実感しているようなので、今後も楽しんで取り組めるものを取り入れていきたいと思います。
小2の範囲も引き続き家庭学習で進めていきますが、通信教材やオンライン授業などを取り入れる可能性もあるかも?
